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「出会うため」に設計された、ミーティング中心のイベント
Slush の最大の特徴は、展示よりも面談に重きを置いている点です。参加者は「Slush Platform」上の Meeting Tool で、参加する企業・人を検索して面談を申し込みます。業界・ステージ・地域などで絞り込めて、日時の候補は最大5つまで提案できます。
面談は会場の中心にある Meeting Area で行い、1件25分 の間テーブルが確保されます。主催者は会場に 400以上のミーティングテーブル を用意するとし、2日間で 25,000件以上 の面談を見込んでいます(2025年は20,000件超との記載もあり)。主催者は「2日間で1か月分のミーティング」とうたっています。
出展する場合ブースを出さなくても、パスを買ってプロフィールを整えれば面談を組める。会期の数週間前から予約を進めるのが前提
視察する場合視察でも Meeting Tool で相手を探して面談を申し込める。見て回るだけでなく「会う」予定を組むと得るものが大きい
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投資家が多く、資金調達の場として使われる
主催者は「創業者2人に対して投資家1人」と説明し、参加する投資家の運用資産は合計 4兆(トップページでは「€4T」、投資家向けページでは「$4T」と通貨表記が異なる)としています。2025年の参加投資家として、公式サイトには Accel、a16z、Sequoia、Index Ventures、General Catalyst、ICONIQ、NEA、Creandum、SoftBank などが掲載されています。
投資家向けには、前日11月17日の Investor Day(投資家同士の交流・ラウンドテーブル・事前予約制の面談)や、VC がスタートアップの相談に乗る75分の非公開セッション Investor Office Hours があります。
出展する場合欧州での資金調達を狙うスタートアップに向く。ファンドのパートナーは依頼が集中するため、投資担当者(Investment Manager など)にも連絡する
視察する場合CVC・投資部門の方は Investor Pass で参加し、欧州・北欧のスタートアップを効率よく探せる
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審査制のパスで「参加者の質」を保つ
Slush のパスは、参加者の立場ごとに分かれています。Startup Pass と Investor Pass は審査制で、Slush Platform に会社のプロフィールを登録し、主催者の確認(目安は2営業日以内)を通ってから購入します。Startup Pass は技術を軸に急成長を目指す企業が対象で、代理店・コンサル会社は対象外です。大企業・支援機関・政策関係者などは、誰でも購入できる Ecosystem Pass を使います。
主催者は「ハイパーキュレーション(厳選)された12,000人超」と表現しています。参加者の80%超は北欧・英国・ドイツ語圏・フランス・ベネルクス・中東欧・南欧など欧州からで、スタートアップは70か国以上・50以上の業種にわたります。
出展する場合自社がどのパスに当たるかを最初に確認する。人気のパスは早く売り切れる(2026年は Startup Pass・Ecosystem Pass に売り切れ表示)
視察する場合大企業の視察は原則 Ecosystem Pass。2日目だけの Thursday Pass もあるが、2026年11月4日時点ではいずれも売り切れ表示
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賞金50万ユーロのピッチ大会「Slush 100」と、AI・ディープテックの登壇
Slush 100 は、応募したスタートアップ(2026年は1,400社以上)から100社を選び、さらに20社、決勝3社と絞り込むピッチ大会です。2026年から、優勝者には株式を渡さずに受け取れる 50万ユーロ の賞金が贈られ、翌年のメインステージに登壇できます(2022〜2025年は VC からの100万ユーロの出資でした)。
ステージには200人以上が登壇します。2026年の登壇者として、フィンランドのストゥブ大統領、Reid Hoffman 氏(Greylock ほか)、Jessica Livingston 氏(Y Combinator)、Matthew Prince 氏(Cloudflare)、Ilkka Paananen 氏(Supercell)などが発表されています。主催者は2026年を「欧州への賭け」と位置づけ、ロボティクス・エネルギー・宇宙などのディープテックを欧州の強みとして打ち出しています。
出展する場合Slush 100 や Startup Stage(10分のピッチ)は露出の大きな入口。応募は夏〜9月上旬に締め切られるため、翌年に向けて早めに準備する
視察する場合AI・ディープテック・宇宙・エネルギーなど、欧州の投資家がどこに注目しているかを登壇内容から読み取れる
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600以上のサイドイベントが集まる「Slush Week」
本体の2日間に加え、同じ週にヘルシンキ市内で 600以上のサイドイベント が開かれます。ピッチ大会やサウナでの交流など、パートナー企業やコミュニティが主催するものです。最終日の夜には、Slush のチケットを持つ18歳以上が参加できる Afterparty があります。
日本からは、東京都が出展スタートアップを募集し、福岡市もスタートアップの参加を支援しています。JETRO も過去にジャパンパビリオンを設けており、2023年は日本のスタートアップ8社が出展しました。
出展する場合自社でサイドイベントを開く、または日本の自治体・機関の枠で参加するなど、本体以外の接点も組み合わせる
視察する場合本体の前後の日程をサイドイベントに充てると、少人数で深い話がしやすい。Day 0(11月17日)から滞在するのがおすすめ