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60年続く「年初の技術見本市」──その年のトレンドが最初に出そろう
CESは1967年に始まり、2027年で60年目。毎年1月上旬に開かれるため、テクノロジー企業の多くがその年の新製品・新技術の発表の場として使っています。
ニュースは開幕前から始まります。会期の2日前(1月4日・5日)が報道関係者向けのメディアデーで、各社の記者発表や事前の報道向け展示イベント「CES Unveiled」が開かれます。会期中は基調講演と分野別カンファレンスが並行して進みます。
前回の基調講演には、半導体(AMD)、産業機器・ソフトウェア(Siemens)、建設機械(Caterpillar)、広告(Havas)、PC(Lenovo)などのトップが登壇。CES 2027 では Stellantis、Waymo、Lenovo の基調講演が発表されています。
7,037人報道・コンテンツ制作者・アナリスト(前回)
400以上カンファレンスのセッション(前回)
1,400人以上登壇者(前回)
前回の主要テーマ(主催者発表)AI(AIエージェント、デジタルツイン、端末上で動くAI)/デジタルヘルス/エネルギー/企業向けテクノロジー/モビリティ(空・陸・海)/ロボティクス
出展する場合発表は「開幕前」が勝負。メディアデーや CES Unveiled に合わせて、英語のリリース・写真・動画を準備する。
視察する場合開幕前のニュースと基調講演を先に押さえると、会場で何を見るべきかがはっきりする。
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家電の見本市から「産業テクノロジー全体」の場へ
名前の由来は家電(Consumer Electronics)ですが、現在のCESは家電にとどまりません。前回、来場者の関心分野で伸びが大きかったのはAI・ロボティクス・マーケティング/広告でした。
LVCC の West Hall は自動車だけでなく農業・建設・船舶など業務用の移動手段まで扱い、North Hall は AI・エネルギー・IoT・スマートシティなど企業向けの技術が中心。前回は製造業をテーマにしたカンファレンスが新設され、AI・量子技術に特化した「CES Foundry」も始まりました。製造業・建設・エネルギーなどの企業にとっても、技術の使い道や協業相手を探す場になっています。
39,929人AI に関心のある来場者(前年比22%増)
19,605人ロボティクスに関心のある来場者(同26%増)
13,433人マーケティング・広告に関心のある来場者(同10%増)
出展する場合BtoB の技術・部品・ソリューションでも、AI・ロボティクス・モビリティ・エネルギーの文脈で見せられれば出展の意味がある。どのホールに出るかで出会う相手が変わる。
視察する場合業界向けの展示は家電とは別の会場にまとまっていることが多い。North Hall・West Hall・CES Foundry は BtoB の視察で特に要チェック。
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分野ごとに会場が分かれた「分野別見本市の集合体」
CESは1つの会場ではなく、ラスベガス市内の公式会場13か所に広がっています。主催者は会場を3つのエリア(LVCC、Venetian、C Space)に分け、さらに分野ごとに会場・ホールを割り当てています(下の「会場・エリアガイド」参照)。
同じCESでも「どの会場にいるか」で見えるもの・会える人がまったく違います。前回はアクセシビリティ(障がいのある人も使える技術)の専用ステージや、コンテンツ制作者向けのスペースも新設され、分野ごとの場が年々細かく分かれています。会場間は主催者のシャトルで移動できますが、すべてを回るのは現実的ではありません。
13会場公式会場の数
3エリアLVCC/Venetian/C Space
約24万㎡展示面積(260万平方フィート以上。当サイトで換算)
出展する場合出展場所=出会う来場者の層。製品の分野と会いたい相手から会場を選ぶ。分野が合わない会場では、来場者が多くても商談につながりにくい。
視察する場合目的の分野がある会場を先に決め、「1日1エリア」で予定を組む。移動と混雑の時間を必ず見込む。
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スタートアップと投資家が集まる「Eureka Park」
Venetian Expo にあるスタートアップ専用エリア。出展できるのは、おおむね設立5年以内・資金調達がシリーズB以下・実際に動くものを見せられる消費者向けテクノロジー製品を持つ企業で、主催者の審査があります。
エリア内には登壇・ピッチ用の「Startup Stage」があり、開幕前の報道向けイベント CES Unveiled にも Eureka Park 出展者向けの小さな出展枠(1,000ドル)があります。日本からも JETRO や東京都などの公的機関がパビリオンの出展企業を募集しており、単独では出展が難しいスタートアップの入口になっています。
約1,200社出展スタートアップ(前回)
40以上国・地域別などのパビリオン(前回)
2,162人来場した投資家(前回)
出展する場合小さなブースが並ぶため、ブースだけで目立つのは難しい。事前のメディア発表、投資家・提携候補への事前アポ、ピッチの準備が成果を分ける。
視察する場合協業先・投資先探しに向く。出展者リストから分野・国で絞り込み、話したい企業を事前に決めておく。
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決裁者と海外の来場者に一度に会える
前回の来場者148,392人(第三者機関による監査済み)のうち、半数以上が経営層、4割近くが海外から。2025年版 Fortune 500 の企業のうち307社が参加し、各国の政府関係者・政策担当者も来場しています。
決裁権を持つ人、海外の取引先候補、投資家、メディアが同じ4日間に同じ街に集まるのがCESの最大の価値の一つです。逆に言えば、全員が忙しく、予定は会期前に埋まっていきます。
52%経営層の割合
55,841人海外からの来場者(37.6%・141の国と地域)
307社参加した Fortune 500 企業
189人政府関係者・政策担当者
出展する場合「ブースに来てもらう」より「会期前に面談を予約する」が基本。来場予定の取引先候補には早めに連絡する。
視察する場合会いたい企業・人がいるなら会期前に面談を申し込む。会場での偶然の出会いに頼らない。